ヨシムラカナモノテン

吉村金物店

Yoshimura Kanamono ten

0996-62-0032

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行ってみたい！…1人

“出水、金物店、嫁”というキーワードでピンと来る人も多いのでは。出水の商店街にある老舗金物屋。器部門を担当するお嫁さんが日々更新するインスタグラムは、フォロワー10万以上の人気を誇る。器や箸置きを組み合わせた写真は手に取ってみたくなる楽しさで溢れる。道具好きにはたまらない金物屋の通りを挟んだ向かいに器屋があり、全国各地から選んだ器が賑やかに並ぶ。通信販売をせず出水に足を運んで欲しいと願う地元愛も素敵。

①選びたくなる集めたくなる、かわいい存在感

はしおき ¥550〜　

店頭には波佐見焼や美濃焼の箸置きがずらりと並ぶ。モチーフは出水にちなんだ鶴、鶴といえば亀、だるまに鯛にひょうたんなどの縁起物から、おでんに手羽先、野菜などの食べ物、動物、クリスマスツリーや羽子板など季節ものまで様々あり、見ているだけでもワクワクする品揃え。陶器の艶のある質感や、リアルな表情を出す繊細なデザインは一つ一つをより愛らしく感じさせる。お正月など節目の食卓に限らず、自宅で食事をする機会が増える昨今、いつもの食卓に変化を与えるアイテムとして楽しむもの良い。お土産や気軽な贈り物にもぴったり。
②大きなリムがスタイリッシュに料理を彩る

翔芳窯ローズマリーリムオーバル　￥3,740

波佐見焼で知られる長崎県波佐見町にある翔芳窯（しょうほうがま）は、職人による絵付け技法の特性を活かした表情豊かな器を作る窯元。手づくりの温かみを残しつつ、多様化するライフスタイルに合わせた製品を提案している。ローズマリーは、シンプルだがこっくり深みのある色合いの素地と、リム部分にびのびと描かれたローズマリーのモチーフが美しいシリーズ。写真右下のオーバルはカレーやパスタの一人前に丁度良い大きさで、さっと盛るだけでおしゃれな雰囲気を演出してくれる優秀な形。写真左下のボウルはサラダやスープに、写真上3点のプレートは取り皿として毎日使えるサイズ感が良い。価格はボウルが2,090円、プレートが770円。
③素朴ながら洗練された琉球陶器

石倉陶器所楕円ボウル　￥4,510

沖縄県南城市に工房を構える石倉陶器所。工房を営む石倉一人さんは、同市に生まれ、沖縄で陶芸を学んだ後に岐阜県へと渡り、美濃焼の窯元でろくろ師として勤務。その後、美濃焼伝統産業会館の指導員を経て沖縄に戻る。帰郷後は父である陶芸家・石倉文夫に師事し、翌年自らの石陶器所「陶房みんどぅま」を設立した。おおらかだが正確な形と焼きしまった軽さ、大胆で楽しい柄が特徴的。鹿児島では吉村金物店が初の取扱店。何を盛ろうか考えるのも楽しい楕円ボウル（写真左）をはじめ、3.5寸皿（写真右、1,650円）やマグカップ（3,190円）など生活に取り入れやすい作品が並ぶ。
④九谷焼の新しい可能性を追求したかわいいシリーズ皿

Yu by KUTANI SEAL　花型皿　￥2,420

Yu by KUTANI SEALは「熊」と「あなた」を主人公にした九谷焼のシリーズ。各柄ごとに一枚ずつ「ことのはカード」がつき、全て集めると一つのお話になる。九谷焼といえば、石川県南部の金沢市や加賀市などで作られる色絵の磁器。手描きの繊細で豪華な絵付けは明治時代西洋でも人気を博した。このシリーズは、そんな伝統ある九谷焼をもっと身近に届けたいという思いから誕生したテーブルウェアブランド・クタニシールのもので、実は絵付けが手描きではなく、転写シールによるもの。真っ白な磁器の上のぷっくりとした柄の質感もまたかわいくて良い。
⑤鉄製ティーポットは鉄器初心者にもおすすめ！

岩鋳　急須　ライス黒　￥11,000

岩手県盛岡市にある南部鉄器メーカー・岩鋳の急須。南部鉄器と聞いてパッと思い浮かぶ鉄瓶との一番の違いは、内側がホーローでコーティングしてあるので水を残したままでも錆びることがなくお手入れが手軽な点（直火・IH・ガス等は使用不可）。鉄器の保温性や見た目の重厚感は残しつつ、負担なく持ち上げて注ぐ動作ができる軽さと、卓上で使いやすいサイズ感も特徴。茶こし付きで、蓄熱性の高い鉄製なのでお茶の旨味をじっくりと引き出してくれる。テーブルやお盆に直接置くとシミや傷の原因になるので急須敷とセットがおすすめ。写真のものは六角亀甲2200円。
⑥優しい風合いとメルヘンな絵にほっこり

安見工房　カップ　￥2,640

粉引きの白地に水彩画のような淡い絵付け。ほっこりとしたあたたかみがあるカップは、滋賀県の信楽に工房を構える安見工房のもの。工房は自然豊かな山中にあり、安見勇人さん麻紀さん夫妻が身近にある自然をテーマに作陶している。器を彩るのびやかなモチーフは、伝統技法である和紙染で描かれたもの。和紙染とは、薄くて吸水性の高い和紙を文様の形に切って素焼きの素地にのせ顔料を染み込ませる技法で、筆とは違った独特の風合いに仕上がる。カップの丸みを帯びた形は手に収まりやすく、お茶にもコーヒーにも似合う雰囲気が素敵。

吉村金物店

Yoshimura Kanamono ten

①選びたくなる集めたくなる、かわいい存在感

②大きなリムがスタイリッシュに料理を彩る

③素朴ながら洗練された琉球陶器

④九谷焼の新しい可能性を追求したかわいいシリーズ皿

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